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【HIFU】巷でよく耳にするハイフって何!?本当に効果あるの?美容外科医が解説します
【HIFU】巷でよく耳にするハイフって何!?本当に効果あるの?美容外科医が解説します
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本コラムでは大人気のタルミ治療であるHIFU(ハイフ)について美容外科医が解説しております。

HIFUの原理や向いている人、注意点まで詳しく説明しております。「ダウンタイムのないタルミ治療」、「手軽にできる美容医療」を探している方々にとって有意義な内容になっておりますので、ぜひご一読ください!

たるみ改善に効果的なHIFU治療とは?

ハイフ(HIFU)とは「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字をとった略称で、日本語に訳すと高密度焦点式超音波となります。切ったり注射をしたりすることなく、皮膚の表面から超音波を照射するだけで、小顔&リフトアップを実現する大人気の治療です。

高エネルギーを一点に集束させて、皮膚内部のSMAS層(筋膜)〜真皮層までの任意の層に照射することで、組織の熱凝固による引き締め効果と、創傷治癒過程でのコラーゲン生成促進作用が得られ、リフトアップしながら肌質の向上も目指せます。

今や美容医療分野で有名となっているHIFUですが、実はがん治療や子宮内膜症、子宮筋腫などの病気の治療にも用いられている最先端のマシンです。

HIFUはこんな人にオススメ!

✔頬タルミが気になり始めた

✔ほうれい線が気になる

✔目元の小ジワやタルミが気になる

✔切らずにリフトアップしたい

✔痛みを最小限に抑えたい

✔ダウンタイムが取れない

✔肌のハリを取り戻した

✔小顔になりたい

✔二重アゴが気になる

以上9項目のうち、4つ以上当てはまる方には大変オススメの施術となっています。

 

タルミの原因は皮膚だけじゃない!?

HIFUは現在タルミ治療として有名ですが、そもそも解剖学的にタルミとは一体どのような現象でしょうか。一見、タルミは皮膚が垂れ下がっているだけかのように思いますが、そんなに単純ではありません。加齢とともに、骨の減少(ボリュームロス)とともに靭帯、脂肪組織、筋肉、皮膚の下垂が複合的に重なり合って「タルミ」が生じます。詳しくはコチラの記事(https://www.brights-beauty.jp/column/kaonokarei/)で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。

HIFUはカートリッジによって狙った層に熱を加える!

当院のHIFUは2.0mm、3.0mm、4,5mmの深さに届くカートリッジを使い分けて照射します。タルミの原因は皮膚だけでなく、皮下脂肪やSMASという筋膜にまで熱凝固させることで様々な層でリフトアップしていきます。

 医療HIFUとエステHIFUに違いはある!?

簡単に言うと、医療機関で行う施術が医療HIFU、それ以外の場所で行う施術がエステHIFUです。医療HIFUもエステHIFUも、効果を得られるメカニズムは同じです。肌に超音波を照射して、皮膚の各層に熱エネルギーによる刺激を与えることで、さまざまな効果が表れます。医療HIFUとエステHIFUの具体的な違いは、メカニズム以外の部分にあります。以下の4項目で見ていきましょう。

1.使用する機種の違い

HIFUの機器は、各メーカーからさまざまなものが発売されています。機種によって照射方式や超音波を照射できる深さが異なり、それが期待できる効果と効き目の強さに影響します。医療HIFUには出力の制限がないため、、あらゆる機種を使用することが可能です。一方エステHIFUでは医療資格を持たないスタッフが施術を担当するので、医療行為にあたらない範囲となるよう、出力を制限された機種しか使用できません。

「焦点式」という方法で熱エネルギーを与えるHIFUは、超音波を点状または線状に絞って照射するため強い熱エネルギーを与えやすく、大きな効果が期待できます。一方で熱エネルギーによるダメージも大きくなる分、同じ箇所へ何度も照射してしまうと、やけどを負うリスクがあります。そのため医療HIFUでしか使用できません。また医療HIFUでは、皮膚の真皮よりも深い部分にある皮下脂肪層やSMAS層にアプローチできます。

一方エステHIFUでも使用できるのは、主に「蓄熱式」という熱エネルギーの加え方をするハイフ機種です。直接は組織に変異を起こさない程度の比較的弱い超音波を面で照射し、徐々に熱エネルギーを蓄積させて、肌内部の温度を上げていきます。出力自体は焦点式ほど強くなく、また出力が強くなりすぎないよう制限がかかっていることも多いため、仕組み上やけどのリスクが少ない機種と言えます。またエステHIFUでも使用できる機種は、超音波を届けられる深さについても、浅めのものが多いです。そのため、SMAS層にアプローチするのが難しい傾向にあります。医療HIFUだけで使用できる機種を使った施術と比べると、リフトアップ効果や小顔効果はあまり期待できません。

2.施術者の違い

医療HIFUは医療機関で行うため、原則医師または看護師が施術を行います。一方エステHIFUの場合は、事前のカウンセリングから施術まで、医療資格を持たないエステティシャンのみで対応することがほとんどです。どちらのHIFUも、施術を受ける方の皮膚の状態や副作用のリスクを考慮した上で施術内容を決めるため、必ずしも「エステハイフは危険」というわけではありません。とはいえより高い効果を求めるのであれば、体の仕組みを熟知した医師が在籍し、万が一の場合の処置も依頼できる、医療ハイフを選ぶのがおすすめです。

3. 効果の持続期間の違い

リフトアップ効果や美肌成分の生成を促す効果の持続期間は、医療ハイフの場合、一般的に半年〜1年程度と言われています。一方エステハイフは1カ月ほどと短く、これらの効果をエステハイフで持続させるには、医療ハイフよりも短い間隔での再施術が必要です。なお持続期間には個人差があります。

4.コストの違い

医療ハイフの1回の施術料金の相場は、顔への施術で数万円~15万円程度です。エステハイフは数千円〜1万円ほどの価格帯が多く、比較的安価に受けられます。使用する機種やショット数によって料金設定を変えているところがほとんどです。美容施術全般に言えることですが、高い効果が期待できる施術は、その分料金も高くなりがちです。また長い目で見ると、医療ハイフの方が費用を抑えられるケースもあります。先に書いた通り、リフトアップ効果や美肌成分の生成を促す効果を長期的に持続させるには、繰り返し施術を受けなければなりません。費用対効果でみると医療ハイフの方が安かったということも十分起こり得ます。

 

本来ハイフは医療行為、経済産業省からの注意喚起も!

そもそもの話ですが、実は正式名称通りのHIFU(高密度焦点照射式超音波治療)は医療行為であり、医療従事者しか行うことができません。高密度焦点照射式のハイフ機器は、がん治療にも用いられている機器です。国内では未承認ですが、海外では医療機器として認定されている機種もあります。それではエステHIFUは違法なのかというと、それもちょっと違います。美容業界では「ハイフ」という言葉が一般化しており、厳密にはHIFUではない超音波機器(焦点式ではなく蓄熱式のもの)を使用する施術を「エステHIFU」と呼んでいます。つまり、先述のエステHIFUでも使用できる機種は、実はHIFUではないのです。そのためエステHIFUは実質医療行為にはあたらず、その分効果も少ない施術なのです。

ただしエステHIFUでのトラブルが増えており、以下のように経済産業省からエステHIFUの健康被害への注意喚起がなされています。

https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230419003/20230419003.html

HIFUの施術は医療機関で受けるのがおすすめ

効果や持続期間を重視する方には、やはり、医療HIFUの施術を受けることをおすすめします。医療HIFUなら、アフターフォローの面でも心配が少ないです。HIFUは副作用やダウンタイムがほとんどない美容施術ですが、施術直後に赤み、腫れ、むくみ、乾燥、神経障害といった副作用が生じる可能性がゼロではありません。通常は数日以内に治まりますが、長引く場合や万が一異常を来した場合は、医師の診察を受けるべきです。エステHIFUの場合、術後にトラブルが起こったとしても、対処できるスタッフがいないということにもなりかねません

HIFUとRF(高周波治療:サーマクールなど)との違いは?

高周波は、波長3kHz〜300GHzの周波数をもつ電磁波の一定波長を指し、ラジオなどに使用される周波数のためラジオ波(RF:radiofrequency)とも呼ばれます。高周波を体内に流した際に生じる熱エネルギーを利用した美容施術がサーマクールなどの高周波治療です。

HIF Uの照射エネルギーの範囲が照射部位のみであることに対し、高周波エネルギーは広範囲に広がる性質があります。真皮層と皮下脂肪層まで作用させることができ「引き締め」効果が高いです。それに比べてHIFUの場合はさらに深い層であるSMAS層まで熱を加えることはできるので「引き上げ」効果が高いです。ただし機種にもよりますが、高周波治療の方が痛みは強い傾向にあります。

BRIGHTS beauty clinic のHIFUの5つの特徴

①効果の高い機器を厳選

当院では院長自らHIFUを複数機器試した上で、最も効果を実感したウルトラフォーマー3という機種を取り扱っています。これは美容大国の韓国で「シュリンク」という名で大変人気のある機種です。ウルセラやダブロといった従来機器に比べて痛みが少なく照射スピードも速いため、短時間で快適に処置を受けていただけます。またHIFU機器の中でも唯一「ハイフシャワー」が行えるマシンです。ハイフシャワーとは真皮層のみをターゲットにした肌質改善に特化したメニューとなります。肌にハリを出したり、毛穴や小ジワが気になる方に効果的な治療です。

②お試しで受けたい方のために初回限定価格メニューあり!

「痛みが心配」、「効果があるか分からないのに大金を出すのはイヤ!」という方のために大変リーズナブルなお試しメニューをご用意しております。

③処置は熟練した美容看護師のみで安心

当院でHIFUを担当するのは厳しい技術審査をクリアした看護師のみです。大手クリニックのように施術の理解に乏しい新人看護師に施術を担当される心配がありません。

④安心の保証制度

当院では全ての施術で、施術後の再診は無料です。また施術後、当院での施術が原因で起こったと考えられる何らかのトラブルが生じた際の治療費はいただいておりません。術後のアフターフォローも安心してお任せください。

⑤完全予約制でプライバシーに配慮

当院は完全予約制であり、なるべく他の患者様と重複しないような予約の取り方をしております。また治療内容のプライバシーには細心の注意を払っております。

HIFUの症例写真を公開!

当院でHIFUの処置を受けられた方の写真を公開いたします。

施術前後を比べると術後は明らかに、「フェイスラインがシュッとした」のがお分かりいただけるかと思います。

HIFUの狙った層にピンポイントに効果を与えるという特徴を最大限に活かし、SMAS層、皮下脂肪層、真皮層に効率よく照射しております。その結果、SMASの熱凝固によるリフトアップ効果、脂肪減少による顔痩せ効果、真皮のコラーゲン増生による肌質改善効果が出ております。当院では厳しい技術チェックに合格したHIFU経験豊富な熟練美容看護師だけが施術を担当いたしますので、どうぞご安心ください。

 

最後に

私は日本美容外科学会認定の美容外科専門医を取得しており、HIFUの治療経験も豊富ですので、ご興味を持って頂いた方はぜひ当院へご来院いただければと思います。

当院では電話予約(048-767-5900)の他にも、このホームページの右上にある「WEB予約ボタン」や公式LINEからのご予約に対応しております。

以下のURLから当院公式LINEのお友達追加ができますのでぜひご登録よろしくお願いいたします!

https://lin.ee/Q7IZFGL

また本記事の他にも皆様の美をサポートする記事を定期的に配信しています。

別記事は、こちらからどうぞ!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

BRIGHTS beauty clinic【ブライツ美容クリニック】
info@brights-beauty.jp
tel:048-767-5900
院長:今村直樹【美容外科専門医】
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