Doctor column
ドクターコラム
え!?シミが盛り上がってきた。これって本当にシミなの?治療法教えます
え!?シミが盛り上がってきた。これって本当にシミなの?治療法教えます
2022/02/04

盛り上がりのあるシミは単なるシミではないかも

シミの分類はとても広く、子どもの頃からできる「そばかす」もシミの一種です。30〜50代に見られる肝斑もシミですし、怪我やレーザーの後に起こり得る炎症性色素沈着もシミの一種として分類されます。20歳前後の女性に多いADM(後天性真皮メラノサイトーシス:acquired dermal melanocytosis)という目の下あたりに点状に出てくる色素斑は正確にはシミではなく「アザ」の分類になるのですが、多くの患者様はシミという認識でご来院されます。

本コラムでは比較的高齢者に見られる、いわゆる「普通のシミ」について書いています。老人性色素斑や日光黒子などと呼ばれるものを「シミ」としています。実は当院の美容皮膚科領域でもっとも多いご相談内容はシミです。

ところでシミは一体何なのでしょうか。シミの本質は「皮膚の色素の局所的な増量」のことです。ここでいう色素はメラニンのことです。メラニン色素が顔全体に均一に増量するとそれは単なる色黒となって、シミとは認識されません。

では以下のようなシミはいかがでしょう。

見たことのある方も多いでしょう。そう、高齢の方によく見られるものです(とはいえ早い人では30歳前後でできている人もいます)。

これはシミは色素だけが増殖していたのに対し、色素の増殖に加えて皮膚の表面の角質層の肥厚を伴った状態です。これはシミではなく、「イボ」に分類されます。正式名称は「脂漏性角化症」と言います。

脂漏性角化症はある程度年齢を重ねてからできるのですが、下の画像のような首に多発するイボは20代の方にも見られます。

これはアクロコルドンというイボです。

よく聞く老人性イボとは脂漏性角化症のこと

一般的によく聞く老人性イボは、この脂漏性角化症を指すことが多いです。では普通のシミ(老人性色素斑)と老人性イボ(脂漏性角化症)は全く別のものかと訊かれると、そうではありません。実はシミは放っておくと、老人性イボになってくることがあるのです。

 

脂漏性角化症やアクロコルドンの原因は?

脂漏性角化症の原因は一言でいってしまえば、紫外線(光老化)と老化(自然老化)です。ただ同年代の方でもできやすい人とできにくい人がいるのは明らかであり、肌質などの本来持って生まれたものとの関連も大きいです。

自分でできるイボの予防法

なんと言っても紫外線対策と保湿です。つまり日焼け止めを塗りスキンケアをきちんとすることです。この二つしかないと言っても過言ではないでしょう。以前書いたコラムでタルミやシミの原因となる光老化について詳しく書いたので、是非コチラからお読みください。そしてなるべく余計な刺激しないこと。特に首にできるアクロコルドンは衣服などと肌の摩擦が多い人ほどできやすいです。

 

脂漏性角化症ができてしまったら自分で取らずに医療機関へ

いくら予防してもイボができやすい人はできてしまいますし、一度よくインターネットで「貼るだけでイボが取れる」といった怪しい薬の広告が出てきますが、あまりオススメしません。そういった薬を使った人たちの診察もたくさんしてきましたが、イボが全く取れていないか、刺激が強すぎて赤みが残ったり炎症性色素沈着が残ってしまう人がほとんどです。ご自身で処置されずに医療機関を受診しましょう。

当院では脂漏性角化症の治療ももちろん行っております。普通のシミであればピコレーザーやQスイッチヤグレーザーなどが適応になるのですが、脂漏性角化症の場合は角質層の厚みがあるためこれらのレーザーでは取りきるのは難しいです。そこで当院ではRFナイフ(RF=Radio Frequency)という電気メスを用いた治療を行なっております。RFナイフでは組織に対する高密度なエネルギーの集中性を実現することで熱損傷を抑え、微細な切開・凝固が可能となっておりますので、術後の仕上がりがとても綺麗になります。また局所麻酔を使用してから除去するため無痛でとることができます。術後は肌色のテープを10日間貼って保護します。

私は日本美容外科学会認定の美容外科専門医を取得しており、脂漏性角化症やアクロコルドンの治療経験も豊富ですので、ご興味を持って頂いた方はぜひ当院へご来院いただければと思います。

本コラムのまとめ

  1. 顔にできる盛り上がりのあるシミは脂漏性角化症(老人性イボ)かも
  2. 首に多発するイボはアクロコルドン
  3. どちらも肌の老化が原因
  4. 予防策としては紫外線

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

 

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