Doctor column
ドクターコラム
え!?タルミの原因の8割は〇〇!加齢はたった2割
え!?タルミの原因の8割は〇〇!加齢はたった2割
2022/02/01

実はタルミの原因は〇〇だった!

いきなり結論を書いてしまいますが、実はタルミ、シミ、シワなどの肌の老化の原因の8割は「紫外線(光老化)」です。加齢(自然老化)による影響は残りの2割です。「タルミ、シミ、シワなどは老化現象だから仕方ない」とあきらめていた人も多いと思います。ですが、8割の原因が紫外線ということは対策次第で、将来的な老化の進み具合にとても大きな差が出てくるということです。今回のコラムでは光老化の仕組みからその対策、また既にタルミが気になってきたという方にオススメの治療法を紹介していきます。

まず肌に悪影響を及ぼす紫外線には、UV-AUV-Bの2つがあります。

・UV-A

波長の長い紫外線です。波長が長いと皮膚の深層である真皮や皮下組織にまで到達します。真皮層にある線維芽細胞にまで損傷を与えることで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少します。これが光老化の主な原因だと考えられており、シミやシワができ、肌の弾力も失われてしまいます。UV-Aによる日焼けの特徴としては皮膚が黒くなることが挙げられます。これは表皮層にあるメラノサイトという細胞がメラニン色素を分泌するためです。メラニンは紫外線から細胞を守る働きをします。つまり紫外線を浴びると体が細胞を守るためにシミを作ってしまうということですね。UV-Aは、天気が曇りの日でも屋内のガラス越しでも降り注ぐので注意が必要です。肌に赤みや炎症が起きにくいため気づかないうちに紫外線を浴びていることがあり注意が必要です。

・UV-B

UV-Aよりも波長が短いです。肌に表面にしか届きませんが。皮膚に直接ダメージを与えます。UV-Bによる日焼けの特徴は、肌がヒリヒリして火傷のようになります。地表に届く量としてはUV-Aより少ないものの、シミやそばかす等に加え、皮膚がんの原因になることもあります。ターンオーバーを乱したり、バリア機能を低下させるので、乾燥や毛穴のくすみの原因になります。

間違ったタルミの自己治療

インターネットで「タルミ改善」というふうに検索をかけると様々な情報が表示されます。表情筋エクササイズ、美顔器などを使ったマッサージ、はたまた原材料が何か分からない怪しげな塗る薬など、実に様々な自宅でできると謳われた治療法が出てきます。ですが、これらは全て誤った情報です。これらの情報に共通していることは、「どれも肌に負担をかけている」ということです。表情筋をトレーニングしたり、皮膚をマッサージすると皮膚が引っ張られたり折り畳まれたりしてシワが深くなったり、タルミの原因となりますので控えましょう。コロコロと転がるローラーが付いた美顔器をお持ちの方も多いと思いますが、摩擦は肝斑の原因になるのでやり過ぎは禁物です。美容外科医の立場から言えば、肌に負担をかけるようなホームケアは全てNGです。

つまりタルミの一番の予防法は日焼け止め

光老化の予防は、まず紫外線対策を十分に行うことです。具体的には何といっても「日焼け止めをきちんと塗ること」です。日焼けどめは外出前に塗って終わりではなく、紫外線の強い状況下では可能であれば数時間ごとに塗り直すのが理想です。その他には、紫外線の強い時間帯の外出をなるべく避けたり、帽子や日傘を使用して肌の露出を避けたり、サングラスをかける等の対策が考えられます。また紫外線対策だけでなく、スキンケア(その中でも保湿!)をしっかり行うことが、皮膚のバリアを促進し、光老化の予防のみならず健康な肌を保つことに繋がります。

たるむのは皮膚だけ?

ここまで肌の光老化について説明してきましたが、実はたるむのは皮膚だけではありません。その下にある皮下脂肪や表情筋(顔に存在するたくさんの筋肉)も加齢と共にたるんでいきます。皮下脂肪そうや筋層までは紫外線は届きづらいのになぜたるむのでしょうか。それは加齢と共に骨が萎縮していくことと、重力の影響を受けて常に同じ方向に引っ張られていることが原因です。骨が萎縮すると、相対的に皮膚・筋肉・脂肪が余った状態なりたるみやすくなるのです。

本当のタルミの改善方法を教えて

ここまで光老化の仕組みと予防方法を書いてきましたが、光老化を完全に食い止めるのは不可能ですし、過去に戻ってやり直すこともできません。光老化によってできてしまった深いシミやタルミは、自己管理だけでは対処できない状態になっています。

ここから当院にあるタルミ治療のオススメメニューをご紹介していきます。

 

ハイフ(HIFU)

正式名称はHigh Intensity Focusd Ultrasoundと言い、「高密度焦点式超音波」という意味です。これだけ書くとさっぱり意味が分かりませんが、ハイフの特徴を簡単に書くと「狙った層にピンポイントで熱を届ける」ことができます。以前の高周波を用いた機器(サーマクールなど)が真皮層までしか熱エネルギーを与えられないのに対して、ハイフでは任意の狙った層(真皮層、皮下脂肪層、SMAS層など)に超音波(熱エネルギー)を照射できます。SMASとは顔の表情筋群の上に存在している膜様組織のことです。SMASを引き上げると、SMASに結合している表情筋全体をまとめてリフトアップすることが可能です。このSMAS層を引き上げるのは、これまでは外科治療でなければ難しい領域でした。それをダウンタイムがほぼなく可能にしたハイフは画期的な治療といえます。また治療を続ける上でとても重要となる「痛み」に関してもハイフの方がサーマクールより断然少ないです。

では熱をなぜ熱を加えるとタルミが改善するのでしょうか。筋肉や皮膚は大部分が水分とタンパク質から成り、皮下脂肪はその名の通り脂肪からできています。タンパク質については卵の白身を思い浮かべてみてください。白身は生では透明でドロドロしていますが、火を通すと白くなりギュッと縮んで固まります。これはタンパク質が熱で変性するためです。この変性が起こり始める温度がだいたい60〜65℃くらい。ハイフもこの性質を利用しており、タンパク質が多くを占める真皮層とSMAS層でギュッと引き締まります。その後2〜3ヶ月かけてコラーゲンが増生されて引き締まる効果が最大となります。照射温度がこの60〜65℃に設定されている機種が多いのはそのためです。あまりに高すぎる温度(80℃以上)になるとただの火傷になってしまいます。では脂肪はどうでしょうか。焼肉などに付いてくる牛脂などを想像してみましょう。脂肪は熱を加えると溶けてしまいます。ハイフを照射しても同じような反応が起こります。もともと痩せ型の人がハイフを受けた後に、頬が痩けてしまったという人がいますが、それは思い違いではなく本当に脂肪が減っているのです。

では痩せ型の人はハイフができないのかというとそうではありません。先に書いた通り、ハイフは任意の狙った層だけに照射できるという特徴があるので、脂肪層を避けて真皮層とSMAS層にだけ照射すれば良いのです。そうすることで脂肪の萎縮を最小限に抑えながら、真皮層とSMAS層を選択的に引き締めることができます。逆もしかりで、顔に脂肪がついていてシュッとした輪郭が希望の方は脂肪層に多めに照射すれば、顔痩せ効果を出すことができます。これは診察する医師と照射する看護師の腕が大事になってきますので、信頼できるクリニックで受けてください。流れ作業のごとく誰にでも同じように照射するクリニックでは思ったような効果が出ないばかりか、せっかく楽しみに受けたハイフが思っていた結果と違ったという悲惨な結果を招きかねません。当院ではこれまでの豊富な症例経験からお一人おひとりのお顔に合った照射をするよう心がけております。

 

ヒアルロン酸

続いてはヒアルロン酸です。美容外科・美容皮膚科にご来院される患者様のうち、1、2を争うほど多い悩みが「ほうれい線」です(ちなみに「シミ」と1、2を争っています)。そのほうれい線を手っ取り早く目立たなくできるのがヒアルロン酸注入です。ヒアルロン酸は元々皮膚の真皮層に存在する物質なのでアレルギーが出ることもほとんどなく、安全な治療法として毎日たくさんの方にお受けいただいております。ヒアルロン酸を製造している会社は世界中に無数にあり、ヒアルロン酸製剤も膨大な種類が存在しています。当院では院長である私が厳選したヒアルロン酸をご用意しており、お悩みやご予算に応じて最適なヒアルロン酸をオススメしております。

手軽にできてダウンタイムも短いヒアルロン酸ですが、ほうれい線にずっと打ち続けることはあまり得策とはいえません。なぜならほうれい線の原因の多くは「タルミ」だからです。ヒアルロン酸はあくまでほうれい線の皮下を「膨らませている」だけなのです。本人からすればそれで満足なのかもしれませんが、他人から見ると「どんどん顔が膨らんでいってる人」に見えてしまい、不自然な顔になってしまいます。美の基準がどんどん世間一般と乖離してしまうのです。これはテレビに出ている芸能人の方でもそのような状態になってしまっている人は少なくありません。とはいえ、適切な間隔でヒアルロン酸を注入していけば不自然になることはそうそうないのでご安心ください。

また近年では「ヒアルロン酸リフト」という手法も登場してきています。従来(現在も大多数ですが)のヒアルロン酸注入が「ボリュームを出す」という目的で行われていたのに対し、ヒアルロン酸リフトでは「皮膚を持ち上げたところで固定する」という顔の靭帯(皮膚と骨を繋ぐ硬い組織)に似た目的で注入していきます。自然な仕上がりになるので人気の治療ですが、顔をトータル的にデザインしていきますのでヒアルロン酸の量がある程度必要になる(治療コストも高くなる)のと、効果としては糸リフトに比べるとマイルドになります。

 

ブライツリフト(糸リフト)

糸リフトは当院が最もオススメしているタルミ治療となります。先に述べたハイフは上に引き上げるというよりも、ギュッと引き締める施術でしたが、糸リフトでは多くの人がイメージされるように上に引っ張りあげる効果があります。

糸リフトを行なっている美容クリニックはたくさんありますが、使用している糸はクリニックによって千差万別です。また糸の入れ方も施術する医師に経験に基づいており、美容医療業界の中で決まった入れ方もありません。ですので、クリニックの数だけ糸リフトのやり方があると言っても過言ではないでしょう。当院ではPDO(ポリジオキサノン)という半年〜1年かけて吸収される糸を主に使用しています。他のクリニックでは、PDOよりもっと長い時間(2年くらい)をかけて吸収される糸を使っているところもありますし、中には半永久的に残る溶けない糸(ナイロンなど)を使用しているクリニックもあります。当院がPDO糸を選んでいるのには明確な理由があります。それは「安全性」です。このPDOという材質は他の医療分野でもとてもメジャーなものであり、縫合糸として様々な手術で使用されており安全性が確立されているのです。また、「糸が吸収されるまでの時間」と「リフトアップ効果がなくなるまでの時間」は同じではないということも重要です。実際のところ、糸が皮膚を持ち上げいてる期間はせいぜい数ヶ月です。その後はその糸は「ただそこにあるだけの状態」になってしまうのです。顔に長く異物が入っていると感染を起こしたり、ひどい場合には皮膚を突き破って出てきたりします。その意味でもPDOに半年〜1年という比較的短い期間で吸収されることは好都合なのです。いまだに溶けない糸を使っているクリニックもありますが、溶けない糸を入れると、今後何が起こるか分からないというリスクをずっと背負っていくことになります。もし取り出すとしても皮膚を切開しないと取り出せません。

当院ではPDOの糸を使用していますが、糸の形状は様々なものを用意しており、患者様のタルミ具合や皮膚の厚さなどを考慮し、おひとりずつに合わせたオーダーメイドの糸リフトを行なっております。糸リフトでは、糸を真皮層とSMAS層の間に挿入していきます。単に皮下脂肪層に入れるだけでなく、真皮層とSMAS層に引っ掛けるようにして効率的にリフトアップしていきます。

また糸リフトは単に皮膚を上げるだけでなく、真皮層の線維芽細胞を刺激してコラーゲン合成を促すことによる肌質改善効果や、糸が溶けながら脂肪も萎縮させる顔痩せ効果もあります。たまに「一度糸を入れたらずっと入れ続けないと元の顔より劣化しちゃうんでしょ!?」とおっしゃる患者様もいますが、変なテレビや漫画の影響を受けすぎです(笑) 糸を入れることによってその後のタルミのスピードを遅らせることはあっても、劣化を早めることは絶対にありませんのでご安心ください。

 

当院ホームページの施術紹介ページはこちら

 

フェイスリフト(切開リフト)

タルミ治療の最後にご紹介するのはフェイスリフトです。当院では単に皮膚だけを持ち上げるのではなく、SMAS層ごと引き上げる術式を採用しています。リフトアップ効果は今まで紹介した治療の中でも一番なのですが、耳の周囲に傷が残ってしまうことやダウンタイムが長いことから、美容整形初心者の方には少しオススメしづらいです。またタルミの少ない方では、糸リフトやハイフで満足される方も多いので、フェイスリフトを受けたいと思われる方でもまずは糸リフトやHIFUをオススメすることも多いです。この手術をオススメする方としては、今まで糸リフトを受けたがもっと引き上げたいという方で尚且つ40代後半〜60代くらいまで(基礎疾患等なければ70代まで)の方となっています。

 

本コラムのまとめ

  • 肌老化の8割は紫外線による光老化。残り2割が加齢によるもの。逆に言えば日頃の対策次第で老化を遅らせることができる。
  • 顔のマッサージや表情筋体操などはタルミを改善するどころか悪化させる可能性があるので注意が必要。
  • 光老化を予防するには何よりも紫外線対策、日焼け止めを小まめに塗る。
  • たるむのは皮膚だけでなく、皮下脂肪や筋肉もたるむ。
  • タルミに有効な治療には、糸リフト、ハイフ、ヒアルロン酸注入、切開リフトなどがある

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

私は日本美容外科学会認定の美容外科専門医を取得しており、ハイフ、ヒアルロン酸、糸リフト、フェイスリフトの症例数も豊富ですので、ご興味を持って頂いた方はぜひ当院へご来院いただければと思います。

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