Case
症例紹介

Case details 脂肪注入なしのクマ取り|経結膜脱脂術の症例・術後1ヶ月経過|裏ハムラとの違いも解説

施術前・施術後
施術内容:経結膜脱脂術(脱脂・クマ取り)/脂肪注入の併用なし。下まぶたの裏側の結膜からアプローチし、前方に突出した眼窩脂肪を除去して目の下のふくらみを改善する手術です。皮膚を切開しないため、顔の表面に手術の傷は残りません。
副作用・リスク:

腫れ・痛み:2日〜1週間程度

内出血:1〜2週間程度

その他:左右差、一時的な結膜の充血や異物感、感染、脂肪の取りすぎによるくぼみ。まれに修正手術を要する場合があります。

効果の現れ方や経過には個人差があります。


施術の価格:220,000円(税込)/自由診療のため公的医療保険は適用されません。

ドクターコメント

年代・性別 30代 女性
主訴 目の下のふくらみと、そこにできる影クマ。脂肪注入をせずに改善したいというご希望
施術名 経結膜脱脂術(脂肪注入の併用なし)
経過 術後1ヶ月

なぜこの症例では脂肪注入が必要なかったのか

クマ取りのご相談で「脂肪を取るとくぼんでしまうので、脂肪注入も一緒に必要です」と説明を受ける方は少なくありません。これはすべての方に当てはまる話ではなく、目の下の構造によって変わります

この患者様の場合、目の下のふくらみ(眼窩脂肪の前方突出)が主体で、その下のくぼみ(ティアトラフ変形)は浅い状態でした。くぼみが浅い方は、突出している脂肪を適量減らすだけで段差そのものが平坦になるため、くぼみを埋める操作を追加する必要がありません。そのため脂肪注入を併用せず、経結膜脱脂術の単独で手術を行いました。

脂肪注入なしでクマを改善する方法は2つあります

目の下のクマを脂肪注入なしで改善する術式には、大きく2つの選択肢があります。どちらが適しているかは、くぼみの深さによって決まります

経結膜脱脂術(本症例) 裏ハムラ法
眼窩脂肪の扱い 切除して前方への突出を減らす 切除せず、くぼみへ移動させて温存する
脂肪注入が不要な理由 くぼみが浅いため、脂肪を減らすだけで段差が平坦になる 自分の眼窩脂肪がくぼみを埋める材料になる
適している方 ふくらみが主体で、くぼみが浅い方 ふくらみとくぼみが併存し、段差がはっきりしている方
皮膚の切開 なし(結膜側から) なし(結膜側から)
留意点 くぼみが深い方が受けると、段差が残ることがある 脱脂より手術操作が多く、ダウンタイムがやや長い傾向がある

くぼみが深い方は、脱脂ではなく裏ハムラ法が選択肢になります。

当院は裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)を専門的に多く手がけています。ご自身がどちらの適応にあたるかは、診察で眼窩脂肪の量とティアトラフ靭帯による段差の深さを確認したうえでご説明します。裏ハムラ法の詳しい解説はこちら

経結膜脱脂術の手順と適応

手術の手順

  1. 局所麻酔を行います(ご希望に応じて静脈麻酔の併用が可能です)
  2. 下まぶたの裏側の結膜を切開し、眼窩脂肪に到達します
  3. 前方に突出している眼窩脂肪を確認します
  4. 取りすぎによるくぼみを生じないよう、量を調整しながら脂肪を切除します
  5. 仰向けだけでなく座位でも左右差と表面の凹凸を確認し、結膜を閉じて終了します

適応となる方

  • 目の下のふくらみが主体で、その下のくぼみが浅い方
  • 脂肪注入やヒアルロン酸などの注入物を使わずに改善したい方
  • 顔の表面に傷跡を残したくない方

適応となりにくい方

  • ふくらみと同時に深いくぼみ(ティアトラフ変形)がある方。この場合は脂肪を移動させる裏ハムラ法が選択肢になります
  • クマの原因が色素沈着(茶クマ)である方。摩擦や乾燥による色素性のくまは、レーザーやスキンケアでの対応が中心となります
  • クマの原因が血行不良(青クマ)である方。皮膚が薄く血管が透けているタイプは、手術の対象になりにくい傾向があります
  • 皮膚のたるみが強く、皮膚の切除が必要と判断される方

院長より

お悩み

朝、鏡の前でコンシーラーを重ねても、夕方には目の下の影が戻ってきてしまう。友人との写真で自分だけ疲れて見える。この患者様も、そうした毎日の小さな積み重ねに悩まれてご来院されました。カウンセリングで特に強くおっしゃっていたのが、「脂肪を入れないと綺麗にならないと聞いたが、自分の顔に注入物を足すことには抵抗がある」というお気持ちでした。

原因

目の下のクマにはいくつかのタイプがありますが、この患者様は影クマ(構造性のくま)でした。加齢や体質によって眼窩脂肪(眼球を支えるクッションの脂肪)が前方へ押し出され、その膨らみが自らの影を落とすことでクマとして見えている状態です。原因は色ではなく凹凸であるため、化粧で覆っても影そのものは消えにくいという構造になっています。

当院の解決策

診察では、眼窩脂肪の突出量と、その下のティアトラフ靭帯(目頭下の段差をつくる靭帯)による溝の深さを分けて評価します。この患者様は突出が主体で、溝は浅い状態でした。溝が浅い方は、前に出ている脂肪を適量減らすだけで段差が平坦になるため、くぼみを埋める操作を足す必要がありません。そのため脂肪注入を併用せず、経結膜脱脂術の単独で手術を行いました。

  • まぶたの裏側からアプローチするため、顔の表面に切開の傷を作りません
  • 取りすぎるとくぼみを生む術式のため、脂肪の量は左右差を見ながら慎重に調整します
  • 仰向けだけでなく座位でも表面の凹凸を確認してから手術を終えます

一方で、ふくらみと同時に深いくぼみがある方の場合は、脂肪を減らすだけでは段差が残ることがあります。そうした方には、眼窩脂肪を切除せずくぼみへ移動させる裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)をご提案しています。こちらもご自身の脂肪を使うため、脂肪注入は必要ありません。

1ヶ月後の経過

術後1ヶ月の時点で、目の下のふくらみが落ち着き、影が浅くなってきています。腫れは2日から1週間程度、内出血は1〜2週間程度でおおむね軽快しますが、細かな凹凸が安定するまでは3ヶ月ほどをみていただいています。この患者様からは「コンシーラーを厚く塗らなくてよくなった」というお声をいただきました。効果の現れ方や経過には個人差があります。

こんな方におすすめ

  • 脂肪注入や注入物を使わずに、目の下のクマを改善したい方
  • 目の下のふくらみが気になるが、くぼみはそれほど深くない方
  • 脱脂と裏ハムラのどちらが自分に合うのか、判断がつかない方
  • 他院で「脂肪注入も必要」と説明を受け、他の選択肢を知りたい方
  • 切らないクマ取りをご希望で、顔の表面に傷跡を残したくない方
  • 浦和・さいたま市周辺で目の下のクマ治療をご検討中の方

関連情報:裏ハムラ法とは(脱脂との違い)裏ハムラ法のダウンタイム・経過コラムクマ治療トップカウンセリングのご予約

BRIGHTS beauty clinic 院長 今村直樹
浦和駅徒歩5分

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