-1080-×-720-px-900-×-506-px-1.png)
目次
目の下のクマに悩む方へ
鏡を見るたびに目の下のクマが気になり、「疲れて見える」「老けて見える」と感じていませんか?
実際、目の下のクマは実年齢より老けた印象を与えたり、慢性的な疲労感のある顔に見せてしまう厄介な悩みです。コンシーラーで隠そうとしても限界があり、「根本的にクマを何とかしたい」というご要望で当院には毎日たくさんの方々がご来院されています。当院にご来院される年代はかなり幅広く20代〜60代の女性を中心に、目元の印象を明るく若々しくしたいというニーズは年々高まっています。
しかし一口に「目の下のクマ」と言っても、その原因は様々です。睡眠不足や血行不良で生じる青クマ(眼輪筋が透けることで青黒く見えるクマ)や皮膚の色素沈着による茶クマもありますが、加齢に伴う黒クマ(影グマ)は特に厄介です。黒クマは目の下の脂肪のふくらみ(いわゆる「目袋」)と、その下の凹み(ティアトラフ)によって影ができることで黒っぽく見える状態です。このタイプはマッサージやコスメでは改善が難しく、根本治療には外科的なアプローチ、いわゆる「クマ取り手術」が効果的です。今回のコラムでは、そのクマ取り手術の中でも裏ハムラ法と呼ばれる方法に焦点を当て、正しい知識と施術クリニック選びのポイントをお伝えします。BRIGHTS beauty clinic院長である私(今村直樹医師)が豊富な経験に基づき 「本物の裏ハムラ法」 の効果や注意点を解説します!
「クマ取り=脱脂するだけ」ではない!正しい知識を持とう
まず強調したいのは、「クマ取り手術=ただ脂肪を取るだけの簡単な手術」では決してないということです。確かに一昔前までは、下まぶたの裏側から眼窩脂肪を一部切除して目の下の膨らみ(脂肪)を取る経結膜脱脂術(いわゆる「切らないクマ取り」)が主流でした。膨らんだ脂肪を取ってしまえば一見フラットになるため、一時的にはクマ(ふくらみ)が目立たなくなります。しかし、脂肪を単純に取り去るだけの方法では根本的な解決にならないケースが多いのです。
眼窩脂肪を除去するだけの脱脂術では、膨らみは減っても目の下の凹み(ティアトラフ、涙袋の下の溝)自体は改善されません。その結果、術後にかえって目の下が痩せこけたように見え、クマが余計に目立つ「窪み目」になってしまうこともあります。また、脂肪を取るだけでは靭帯(ティアトラフ靭帯:TTLや眼窩頬部靭帯: ORL)などクマの原因となる構造はそのまま残り、眼窩隔膜の緩みによって眼窩脂肪が再び突出してクマの再発を招きやすいのも事実です。実際、従来の脱脂法では靭帯を無効化できないため、凹みがあるタイプの人だと「経結膜脱脂だけでは思ったほどクマが改善しなかった…」という声も少なくありません。
要するに、「目の下の膨らみ=脂肪さえ取ればOK」という単純な話ではないのです。脂肪は闇雲に取れば良いものではなく、適切に扱わなければ見た目の凹凸や老け見えの原因になる重要な組織です。ハムラ法(裏ハムラ法)では脂肪を「切除せずに移動させて固定」するのに対し、経結膜脱脂は脂肪を「切除して取り除く」アプローチです。正しいクマ治療の知識としてぜひ覚えておいていただきたいのは、クマ取り手術=余分な脂肪をただ取るだけではないという点です。そしてクマ取り手術を選択するには、さまざまな手術方法をマスターしている医師の診察が必要不可欠です。最近SNSで話題の直美(ちょくび、研修医を終えてすぐに美容外科に就職する医師)たちが盛んに宣伝しているクマ取りとは、ほぼ経結膜脱脂オンリーです。経結膜脱脂術は眼窩脂肪を除去するだけの比較的単純な手術ですので、大手美容外科では入職して間もない医師にもどんどんこの手術をやらせます。それに比べて、ハムラや裏ハムラは高難易度の手術になりますので、美容外科を始めて数年未満の医師にはまず出来ない手術です。
裏ハムラ法とは?表ハムラ法との違いと適応
裏ハムラ法とは、下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチするクマ取り手術の方法です。名称の由来は、この手術法を考案した米国の美容外科医、Dr.Hamra(ハムラ医師)にちなみます。もともとハムラ医師が1990年代に発表したのは下まぶたの皮膚表面を切開する方法(現在でいう表ハムラ法)でしたが、近年は皮膚を切らずに結膜側から行う裏ハムラ法(経結膜的ハムラ法)が人気となっています。裏ハムラ法最大の特徴は、皮膚表面に傷をつけずに目の下の膨らみと凹みを同時に改善できる点です。
具体的な手術内容を平たく説明すると、以下の流れになります。まず下まぶたの裏側(赤い粘膜部分)を切開し、そこから眼球の下にある脂肪(眼窩脂肪)にアプローチします。突出した脂肪のすぐ下には、目の下の骨の縁に沿って靭帯(TTL:ティアトラフ靭帯やORL:眼窩頬部靭帯)が存在し、これが膨らみと凹みの境界線を作っています。裏ハムラ法ではまずこの靭帯を丁寧に剥離・解放してポケット状の空間を作り、そのスペースに元々突出していた眼窩脂肪を切り取らずにシート状に延ばして移動・固定します。いわば、余分な脂肪を下まぶたの凹みに充填して再利用するイメージです。靭帯を切り離しただけでは時間とともにまた癒着してしまいますが、間に脂肪を敷き込んできちんと固定することで再癒着を防ぎ、クマの再発リスクを低減します。これがハムラ法系手術の肝となる眼窩脂肪再配置(リポジショニング)です。
表ハムラ法(切開ハムラ法)と裏ハムラ法の違いも押さえておきましょう。表ハムラ法は下まつげの生え際付近を切開するため皮膚表面に傷が残りますが、その代わりに余分な皮膚を切除できる利点があります。また眼輪筋の吊り上げといって弛んだ筋肉を引き締めることも出来ます。皮膚のたるみ自体が強い場合や50代以上の方では、表ハムラ法でたるみ取りを併用した方が効果的なケースもあります。ただし、表ハムラでは皮膚切除をしたり、眼輪筋に侵襲を加える施術のため一時的に下眼瞼の外反がでるリスクがあります。一方の裏ハムラ法は皮膚を切らないぶんダウンタイムが短く傷跡が見えないメリットがあります。ただし皮膚のたるみ改善効果は期待できないので、20〜40代で皮膚のハリが比較的保たれている方、あるいは膨らみと凹みの段差が主な悩みの方に適した方法です。裏ハムラ法は一見シンプルに思えるかもしれませんが、狭い視野で細かな脂肪の移動・固定を行う高度な技術が要求される手術でもあります。どの手術法が適しているかは患者様の状態によりますので、専門医の診察に基づき最適な方法を提案してもらうことが大切です。
要注意!“なんちゃって裏ハムラ”にご用心
ここまで裏ハムラ法の理論と利点を説明しましたが、実は近年、この人気手術に便乗した「なんちゃって裏ハムラ」とも言うべき施術が散見されるようになりました。SNSや一部クリニックの宣伝で「裏ハムラ法によるクマ取り」と謳いながら、実際には単に経結膜から脂肪を除去しただけ…というケースがあるのです。実際にYouTube上に裏ハムラを謳いつつも脱脂している大手美容外科医師の動画が上がっています。これは全く裏ハムラではなく経結膜脱脂です。「裏ハムラ法」という名前だけ広まり、正しい技術が伴っていない典型と言えるでしょう。
断言しますが、美容外科医になって1~2年程度の新人ドクターに裏ハムラは無理です!経結膜脱脂は美容外科医なりたての新人ドクターも行っていますが、裏ハムラは全く別次元の技術レベルが要求される手術です。私の体感としては裏ハムラは経結膜脱脂の10倍くらい難しく、美容外科医歴5年は少なくとも必要だと思います。
患者様からすると結膜側からアプローチする点は同じなので見分けがつきにくく、「手術を受けたのにクマがあまり良くならない」「凹みはそのままで結局コンシーラーが手放せない」という残念な結果になっている人がたくさん出てしまっています。実際、他院でクマ取り手術を受けたものの効果が不十分で当院に相談に来られる方もおられます。せっかく勇気を出して手術を受けたのに「クマ取り失敗…」と後悔しないためにも、クリニック選びは慎重に行いましょう。
見極めポイントは何か? ひとつは術式の説明です。信頼できるクリニックであれば「脂肪をただ取るのではなく、きちんと移動して固定する」旨を説明してくれるはずです。本来の裏ハムラ法では「ほとんどの場合、脱脂は一切しません(人によっては外側の脂肪のみ少量切除する場合あり)。大事な脂肪を最大限有効活用」するのがポイントですが、なかには「靭帯を少し剥がして脂肪を取っただけ」のなんちゃってハムラも存在します。カウンセリング時に「脂肪は切除せず再配置するのですか?」「どのように固定しますか?」といった質問をしてみるのも良いでしょう。明確に答えられないようであれば要注意です。また、手術時間や費用が極端に短時間・低価格である場合も、十分な処置(靭帯処理や固定)を省略している可能性があります。裏ハムラ法は通常、脱脂のみの手術に比べて工程が多く時間もかかります。極端に「◯分で終わるクマ取り!」といった宣伝文句には慎重になりましょう。結局のところ、一番大切なのは執刀するドクターの技術力と経験です。次の章では、当院で行っている“本物の裏ハムラ法”の特徴についてご紹介します。
当院の裏ハムラ法 – 専門クリニックだからできるこだわり
BRIGHTS beauty clinic(ブライツ美容クリニック)の院長・今村直樹医師は、日本美容外科学会(JSAS)認定の美容外科専門医であり、クマ治療(裏ハムラ法を含む)に豊富な実績を持つドクターです。美容外科医として満11年以上の経験があり、これまでに累計1300件以上のクマ治療症例を手掛けており、多くの患者様の目元悩みを解消してきました。当院が行う裏ハムラ法は、「確実な効果」と「自然な仕上がり」の両立に徹底的にこだわっています。そのために、以下のような高度な手法を採用しています。
-
TTL・ORLの十分な剥離・処理: TTLとはティアトラフリガメント(涙袋の靭帯)、ORLとは眼窩頬部靭帯のことで、どちらも目の下の段差の原因となる組織です。当院ではこれら靭帯を丁寧に剥離・解放し、脂肪を再配置するスペースをしっかり確保します。靭帯を適切に処理することで、術後に段差が復元・再発しにくくなります。
-
最新のセプタルリセット術: セプタルリセットとは、眼窩脂肪を包む隔膜(眼窩隔膜)を含めて脂肪を再配置し、元あった脂肪隔壁を下方向に付け替える技術です。簡単に言えば、突出していた脂肪を下まぶたのくぼみ部分に“布団を敷くように”移動させて縫い留め、目の下全体をフラットになだらかにする方法です。これにより、脂肪を取らずに目の下の膨らみと凹みを同時に解消できます。また、将来に向けて脂肪が前に飛び出しにくい構造を作るため再発予防効果も高まります。
-
内固定+外固定のハイブリッド固定: 再配置した脂肪がしっかりその場に留まるよう、当院では二重の固定を行っています。脂肪がズレたり外れたりするリスクを極力抑え、安定した仕上がりを実現します。脂肪の固定が甘いと時間経過で元に戻ってしまう可能性がありますが、当院では独自の工夫を凝らして取れにくい固定法を日々追求しています。その結果、笑顔など表情を動かした際も不自然に膨らむことのないナチュラルな目元をキープできます。
以上のように、裏ハムラ法と一口に言っても手術のアプローチや細かな技術にはさまざまな工夫があります。当院では常に最新の知見と技術を取り入れつつ、患者様一人ひとりの解剖やご要望に合わせて最適な施術を提供しています。「クマをしっかり取りたいけれど、不自然な仕上がりは嫌だ」「再発しないか心配…」という方もご安心ください。高度な専門技術と経験を持つ当院だからこそ可能なクオリティで、理想の目元へと導きます。
症例紹介:ビフォーアフターで見る裏ハムラ効果
実際に当院で裏ハムラ法を受けられた患者様の症例を一部ご紹介します。30代女性のA様は、長年目の下のふくらみとクマに悩まされ、コンシーラーが手放せない毎日でした。裏ハムラ法では下まぶた裏から脂肪を移動し凹凸をフラットに整えました。その結果、術前は膨らみによって影が濃く見えていた目元が、術後1ヶ月には目袋の膨らみが消え、涙袋下の溝も目立たなくなりました。お顔全体の印象も明るく若々しくなり、A様ご自身も「メイクで隠さなくても堂々と人前に出られるようになった」「鏡を見るのが楽しみになった」と大変喜ばれました。術後の経過写真を見ても、傷跡は全くわからず非常に自然な仕上がりです(結膜の傷口も1週間程度で治癒します)。ダウンタイム中の腫れや内出血には個人差がありますが、A様の場合は1週間ほどで大きな腫れは引き、メイクでカバーできる程度になりました。
※下の写真は文中のA様とは別の方です。
【施術内容】下まぶたの裏側(結膜)を切開し、眼窩周囲の靭帯を剥離し眼窩脂肪を再配置することで、目の下の膨らみと凹みを改善させる手術
【副作用・リスク】腫れ・痛み:2日〜1週間程度 内出血:2週間程度 リスク:左右差、希望通りにならない可能性 抜糸:5日後〜 テープ保護:3日間 数か月拘縮の可能性あり。
【施術の価格】定価660,000円 モニター価格440,000円
ほかにも当院ホームページの症例写真ページでは、様々な年代・お悩みの方のビフォーアフターをご覧いただけます。例えば20代で目袋の膨らみだけが気になっていたケースでは、裏ハムラ法で膨らみを取りつつ涙袋の形を整えた結果、「疲れ顔と言われなくなった」と好評です。一方、50代で皮膚のたるみも強かったケースでは、裏ハムラ法に加えて後日余剰皮膚の切除(表ハムラ法)を併用し、クマとたるみ両方を解消した症例もあります。患者様それぞれの状態に合わせたオーダーメイドの治療が可能なのも、美容外科専門クリニックならではの強みです。興味のある方はぜひ症例写真も参考にしてみてください。
患者様の声と信頼の実績
裏ハムラ法でクマ治療を受けられた患者様からは、嬉しいお声が多数寄せられています。その一部をご紹介しましょう。術後にご挨拶した際、「心からやって良かったです!」と満面の笑みでおっしゃってくださった30代女性の患者様もいらっしゃいました。長年のコンプレックスが解消し、自信を持てるようになった喜びが伝わってくる瞬間でした。また、「施術中、痛みに弱い私でも耐えられる痛みでした。声かけもしてくださるので安心できました」といったコメントや、「カウンセリングからアフターケアまで丁寧で不安が解消された」という声もいただいております。当院スタッフ一同、こうしたお客様の声が何よりの励みになっています。
さらに、当院は外部の評価も高く、Googleクチコミでも星4〜5の高評価を多数いただいております(※2025年現在)。施術結果だけでなくカウンセリング対応やアフターフォロー面でもご好評を頂戴しています。「もっと早くやれば良かった」「他院では難しいと言われたクマが消えた」「笑ったときの不自然な膨らみもなく大満足」といったレビューもあり、裏ハムラ法によるクマ治療の効果と当院の技術力への信頼を感じていただけていることが分かります。今後も患者様の期待に応えられるよう、安全で質の高い医療を提供してまいります。
まとめ:クリニック選びのポイントとカウンセリングのすすめ
目の下のクマ取り手術で後悔しないためには、信頼できるクリニック・医師を選ぶことが何より重要です。ポイントとしては、まず医師の資格や経歴を確認しましょう。形成外科出身であるか、美容外科学会の専門医資格を持っているかなどは一つの目安になります。経験豊富な医師ほど裏ハムラ法の症例数も多く、技術も洗練されています。次に、カウンセリングでの説明をじっくり聞いてみてください。脂肪の扱い方(切除ではなく再配置か)、リスクやダウンタイムの説明、代替施術との比較など、誠実に時間をかけて説明してくれる医師は信用できます。症例写真を見せてもらったり、疑問にはっきり答えてくれるかも判断材料です。逆に、「とにかく安い」「○分で終わる」といった甘い宣伝だけを強調して具体的な話が少ない場合は注意が必要でしょう。大切な目元の手術ですから、納得いくまで相談し、不安を解消してから施術に臨むことが大事です。
当院では初回カウンセリングにたっぷり時間を取り、患者様それぞれのクマのタイプ(青クマ・茶クマ・黒クマの別や皮膚のたるみの程度など)を見極めた上で最適な治療法をご提案しています。例えば青クマ(血行不良や皮膚の薄さが原因のタイプ)には外科手術では改善しないケースもあります。その場合は無理にハムラ法を勧めず、美容皮膚科的アプローチ(レーザー治療やスキンケア指導など)をご案内することもあります。患者様の状態を正しく診断し、ベストな選択肢を提供することこそ、信頼できるクリニックの条件と言えるでしょう。
「ここなら安心して任せられそう」 そう感じていただけるクリニックに出会えれば、クマ治療の第一歩は成功です。目元の印象が変われば表情も明るくなり、毎日の自信につながります。当院でも、皆様の不安や疑問に寄り添いながら丁寧に説明し、納得いただいた上で治療を進めることをお約束します。経験豊富な美容外科専門医が対応いたしますので、目の下のクマ・たるみでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。カウンセリングではあなたの状態に合わせた最適なプランを提案し、笑顔輝く明るい目元へのお手伝いをさせていただきます。スタッフ一同、あなたの「もうクマに悩まない人生」を全力でサポートいたします。まずはお気軽にカウンセリング予約へお進みください。お会いできるのを心よりお待ちしております。
お問い合わせはこちらから
当院ではWEB予約や電話予約の他にも、公式LINEからのご予約に対応しております。
Reservation ご予約
下のボタンから当院公式LINEのお友達追加ができますのでぜひご登録よろしくお願いいたします!週に1回程度、知ってるとお得な美容情報が届きます。またLINEからカウンセリング予約もできますので大変便利です!
また本記事の他にも皆様の美をサポートする記事を定期的に配信しています。
別記事は、こちらからどうぞ!
他にもこんなコラムを執筆しています
上の画像をクリックするとコラムに飛べます。